POS的私考 −薬剤師vs看護師−

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<<   作成日時 : 2005/12/03 09:58   >>

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ボーナスの時期になると、水面下で退職届が行き来されます。
年に2回。辛い時期です。

これは、薬剤師さんの世界に限らず、どこでもあることですよね。
予定された退職なら、「お疲れさま」ですむのです。
ですが、予定されていない退職届は、結構凹みます。

私の1/3の役割には、こうした不測の事態を回避させたり、沈静化させる役割も含まれています。
なんら権限をもっているわけではないのです。
持たずして出来ることは、話を聞き、気持ちの整理のお手伝いをすることだけなのです。
ただ、これは、その方又は、その周囲にいる方がSOSを出してこない限り手の出しようもないのです。

そんな時、私は見えないナースキャップをかぶるのです。
この人が今一番辛いのはなんなんだろう?
この人が一番望んでいるのは、なんなんだろう?
と、会話の中から探していきます。
もちろん、一緒にです。
退職届を書く、一歩手前の方たちは、このことがまだ十分整理されていないことが多いのです。
漠然と、といいますか、理由が多すぎて、混乱しているのです。
だから、一つずつ整理していきます。
会社の問題なのか。
店舗の問題なのか。
個人の問題なのか。

会社や店舗の問題であれば、その問題を一番解決出来るであろう役割を持っている方に、それを伝えます。
そして、解決していただきます。
ですが、個人の問題の場合、どこまで介入出来るかは、その方が私に向ける信頼の大きさに関係してきます。
個人の問題には、家庭の問題まで含まれていますから、出来ることと出来ないことがありますしね。
けど、人は自分の気持ちの整理だけが出来れば、自ら解決していく力を持っているのです。

ですが、ここが一番悩んでしまうのですが、解決していくためには目標が必要なんです。
弊社の中に、その目標がある場合は良いのです。
ない場合が多いのですよ。
未来、を見せることができなかったら、頑張れ!とは言えません。
そして、弊社以外で見つけてしまった場合は、もう引き留めることなど出来ないのです。
仕方ない、と思ってしまう。
どれだけの時間、その方と関わったか、の深さではなく、ほんのわずかであっても心を通わせた人と別れるのは辛いです。
けど、弊社にその方の望む未来が見えないのであれば、それも仕方ありません。
あとは、どれだけ心残りなく退職出来るか、へと気持ちを切り替えます。

この時に心配するのは、残された人達の気持ちです。
立ち去る人には、未来が見えたわけですから、こちらは良いのです。
ですが、残された人達は、見えていた未来が失われていく虚しさの感情しかないのです。
それが、更なる退職の連鎖を呼んでしまう。

これは薬剤師さんに限った話しではないのです。
事務さんとて同じこと。
引く手あまたの薬剤師さんとは違い、事務さんの場合は、退職には至らなくても意欲を失うのです。
それが表情に現れ、患者さんに笑顔を向けられなくなる。
心使いができなくなる。
だから、薬剤師さんばかりをみているわけにはいかないのです。


どこにも属さないから出来ることだけど、その分辛い。
心底染みついてしまった看護師としての意識は、医療の現場を離れてもナースキャップをかぶらせるわけです。
凹みます。

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